CT 検査/手術
CT検査について
当院ではCT (Computed Tomography)撮影を提供しております。
CTは3次元で確認できる画像診断として有用な画像診断法です。
様々な角度からの画像読影や造影剤を用いた撮影により、病気の有無、腫瘍の場所の特定、手術適応症例の判定、手術範囲や方法の検討に有用です。
また、医用画像解析ワークステーションも備えております。CT撮影した画像の診断の精度を高め、組織のわずかな濃度差や構造をあきらかに表現し、よりリアルで診断価値のある三次元画像を作ることができます。飼い主様にも病変が理解しやすく、手術等にも役立つ画像を即座に作ることが可能です。
飼い主様からの依頼、動物病院からの依頼にも対処いたします。撮影データはCDにてお渡しいたしますので、希望の方はお申し出ください。
CT検査の流れ
1 身体検査&術前検査
CT検査は全身麻酔下で行います。麻酔をかけて問題がないかどうか血液検査と心電図検査を行います。必要に応じて胸部レントゲン検査を行うこともあります。
2 予約
お昼の手術時間(平日12:00~16:00 土日祝12:00~14:00)にCT検査を行います。飼い主様と病院の日程を調整して検査日を決定します。
3 検査日前日~病院来院前
- 前日の夜9時以降は、何も食べさせないで下さい
- 当日の朝9時以降は、お水も飲ませないで下さい
- 前夜からは、あまり興奮させないように注意して下さい
麻酔中に吐くことがあります。この時、意識がないため吐いたものを呼吸と一緒に吸い込んでしまい、結果、肺炎や窒息死を招く恐れがあります。絶食絶水ができなかった時は、安全のため検査を延期します。
4 検査日当日~お迎え
- 午前11時45分までにご来院ください。
- お預かり中は携帯電話など連絡がつくようにしてください。
- お迎えの時間は当日打ち合わせいたします。
午後から検査を実施します。状況により緊急連絡先にお電話するばあいがあります。検査中は必ずご連絡がつくようにしていただきますようよろしくお願いします。
高難易度手術について
当院では年間1000頭を超える手術を行っており、高難易度手術も行っております。
1 安心の設備
多種多様な最新設備
Cアーム、整形外科用電動機システム、各種内視鏡・硬性鏡、炭酸ガスレーザーメス、半導体レーザーメス、超音波メス、ベッセルシーリングシステム、超音波外科粉砕吸引装置、アルゴンビーム搭載高周波電気メス、ラジオ波電気メスなど種々の最新手術機械を完備しており、より安全に手術を行える環境を整えております。
2 安心の医療技術
年間1000件を超える手術執刀
獣医療と共に医療機器は進歩し、動物に負担の少ない手術を実現しやすくなっています。とは言え、結局のところ外科手術は獣医師の執刀技術に頼る部分が非常に大きいのも事実です。当院では豊富な手術実績を持つ獣医師が多数在籍しておりますので、飼い主様の大事な愛犬・愛猫の手術を安心してお任せ下さい。
3 動物に寄り添った手術
ペインコントロール
犬や猫も人間と同様に痛みを感じます。一般的に【麻酔薬】といわれているものはあくまで動物の意識を無くすものであり、痛みを感じさせなくするものではありません。手術中、意識が無かったとしても痛みは感じている状態であり、麻酔から覚めた後は痛みを感じることになります。
この痛みを軽減するため当院では「ペインコントロール」を取り入れています。動物の状態や手術ペインコントロールをすることは、動物を「痛み」による辛さや恐怖から解放するだけでなく、傷の治りを早める効果があることもわかっています。
手術例
軟部外科
- 甲状腺機能亢進症の甲状腺両側摘出
- 上皮小体摘出術
- 短頭種気道症候群手術
- 猫外鼻孔狭窄レーザー手術
- 眼瞼内反・外反手術
- 会陰ヘルニア
- 門脈体循環シャント
- 胆嚢粘液嚢腫・胆嚢摘出手術
- 肥満細胞腫
- 胃切開手術
- 腸管吻合手術
- 口腔腫瘍外科
- 軟部組織肉腫
- 乳腺腫瘍摘出手術
など
内視鏡
- 消化器内視鏡
- 膀胱鏡
- 耳鼻内視鏡
- 腹腔鏡による胃固定・肝生検
- 凍結精液の子宮内注入による人工授精
など
泌尿器外科
- 尿間閉塞の人工尿管設置術(SUB手術)
- 会陰尿道瘻手術
- 膀胱結石手術
胸部外科
- 肺葉切除
- 動脈管開存症手術
- 右大動脈弓遺残
- 横隔膜ヘルニア
整形外科
- 膝蓋骨脱臼
- 各種骨折
- 椎間板ヘルニア
- 仙腸関節脱臼
特殊な症例に関しては専門分野トップクラスの専門医をご紹介または当院での依頼手術を行うこともございます。