一般診療/総合内科
一般診療/総合内科について
当院では高度医療だけでなく、一般診療にも力を入れております。 お腹を壊したとか、皮膚を痒がっているなど、ちょっとしたことから、なかなか治らない病気まで、なんでも遠慮なくご相談ください。
動物医療においてすべての獣医師は内科に卓越していなければならないという信念をもって総合内科診療に取り組んでおります。
また、いろいろな認定医が在籍し、多くの獣医師が学会の会員となり、ほとんどの分野で質の高い医療を提供しております。
一般内科、外科、皮膚科、腎泌尿器科、歯科、内分泌科、眼科、繁殖科、循環器科、画像診断科など皆様のご要望にお応えできますよう満足いただけるような獣医療を提供できるよう努めています。
このような症状があったら動物病院に相談を
消化器疾患
- 元気がない
- 食欲がない
- 下痢
- 便秘
- 嘔吐
上記のような症状がある場合は、消化器疾患が疑われます。
消化器疾患と言っても様々あり、急性胃腸炎、大腸炎、便秘、下痢、膵炎、膵外分泌機能不全、小腸 吸収不良などがあります。
いつから症状が出ているか、どのような症状が出ているかと言った飼い主様からの情報と、各種検査 によって診断をし、適切な治療を行っていきます。
慢性の消化器疾患、難治性の消化器疾患の場合は、内視鏡検査を実施することもあります。
皮膚疾患
- 耳が臭い
- 皮膚が赤い
- 痒がる
- 毛が抜ける
- 皮膚にできものがある
上記のような症状がある場合は、皮膚疾患が疑われます。
皮膚疾患は命に関わる病気ではありませんが、ツライ痒みや痛みなどを引き起こし、生活の質を大幅に下げてしまう厄介な病気です。
適切な治療をすることで、皮膚疾患の改善や軽減を行うことができます。
循環器疾患
- 呼吸が苦しそう
- 咳が出る
- 疲れやすくなった
- 舌の色が紫色になる
上記のような症状がある場合は、循環器疾患が疑われます。
動物の高齢化に伴い、循環器疾患を患う子が増えてきています。
僧帽弁閉鎖不全症、拡張型心筋症、不整脈、血栓塞栓症、心タンポナーデ、フィラリア症などの循環 器疾患は命に関わる病気です。
心臓病は徐々に進行していく為、早期発見・早期治療が非常に重要です。
症状が出た頃には病気が進行していますので、定期的に健康診断を行うことをオススメします。
口腔疾患
- 口が臭い
- 歯石が付いている
- 口を痛がる
- 口から血が出ている
- 口の中にできものがある
上記のような症状がある場合は、歯科疾患が疑われます。
3歳以上の犬猫の80%が歯周病という話もあるくらい、動物の歯科疾患は実は多いです。
定期的な歯みがき、デンタルガムの活用などをしていただけると、歯石や歯周病などの予防をすることができます。
たかが歯石と思われがちですが、悪化すると顔に穴が開く、顎の骨が溶ける、歯周病菌によって心臓病を悪化させることもあります。
当院ではデンタルケアの指導も行っていますので、お気軽にご相談ください。
泌尿器疾患
- 頻尿
- 血尿
- 尿が出ずらい
- 水をたくさん飲む
上記のような症状がある場合は、泌尿器疾患が疑われます。泌尿器とは腎臓・尿管・尿道・膀胱など多岐にわたります。
泌尿器疾患の代表例として膀胱炎、尿石症、慢性腎臓病などがあります。
眼科疾患
- 目ヤニ
- 目が赤い
- 目が白く濁っている
- 目に傷がある
上記のような症状がある場合は、眼科疾患が疑われます。
結膜炎、角膜炎、白内障、緑内障、網膜剥離といった病気があります。
眼科疾患は点眼治療をしていただくことが多いため、ペットとのスキンシップが図れていることが非常に重要です。
白内障など特殊な手術が必要な場合は、専門の医療機関をご紹介します。
神経系疾患
- 痙攣
- 発作
- つまずく
- 震える
- 立てない
- 首が傾く
- 眼が揺れる
神経系の病気は異常の起こった神経の場所によって全身の様々な場所で症状を起こします。
てんかん、前庭疾患、脳腫瘍、水頭症、椎間板ヘルニアといった病気があります。
病気の種類によっては生命に関わることもあるため、できるだけ早く状態を把握して治療を開始する必要があります。
腫瘍
- 元気がない
- 食欲がない
- 痩せてきた
- 口臭が強い
- リンパが腫れている
- しこり・できものがある
- 以前からあったしこり・できものが急に大きくなった
犬や猫も高齢化が進み、腫瘍の発生が多くなっています。
腫瘍には良性と悪性があり、悪性の場合はどんな特徴を持った腫瘍なのか、進行度合いはどれくらいかを把握することが大切です。腫瘍の種類、進行度合いによって治療内容を決定していきます。
ウイルス性・細菌性感染症
- 元気がない
- 食欲がない
- くしゃみ
- 鼻水
- 目ヤニ
上記のような症状がある場合は、ウイルス性・細菌性感染症が疑われます。
基本的には混合ワクチンを接種することで、発症の防止をすることができる、または発症した場合も症状が軽度で済むことが多いです。
感染症の中には重篤化しやすいものや、命に関わる怖い病気もありますので、年に1回の混合ワクチン接種でしっかりと予防して いきましょう。
感染してしまった場合は、抗生物質の投与や、症状に応じた対症療法を行っていきます。