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イヌの潰瘍性歯周口内炎
20年11月15日
猫ちゃんでは歯周口内炎は非常に多く見かける疾患ですが、実はわんちゃんにもあります。猫ちゃんはウイルスの関与が考えられていますがわんちゃんでは免疫介在性疾患が示唆されています。通常ならば歯垢や歯石の細菌に対して進行性の口内炎兆候は示しませんが、免疫に問題を抱えている場合に口腔全体的または局所的に口内炎を発症し、流涎・疼痛・食べにくそうなしぐさがみられます。左右対称に上顎犬歯から第4前臼歯に触れる口腔粘膜、舌の外側、硬口蓋によくみられます。
治療にはスケーリング、歯周治療と抗生剤、免疫抑制療法がありますが、これらに反応しない場合病変に触れる歯の抜歯が必要になる場合もあります。K.Y