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セキセイインコのメガバクテリア症(AGY症)
19年04月05日
AGY(Avian Gastric Yeast)は、セキセイインコに多く見られる胃腸疾患です。
AGYは真菌の一種で、最近までメガバクテリアと呼ばれていました。
慢性型では食欲不振や嘔吐、下痢が主な症状で、徐々に体重が減少していきます。
急性型では突然死もありうる恐ろしい疾患です。
雛の時に吐き戻しによって餌をもらったり、糞便に含まれるAGYを経口摂取することで感染するため感染源は親鳥であることが多く、非常に多くのセキセイインコが感染していると考えられています。
健康な鳥は、免疫力が高いため発症しませんが、ストレスや他の疾患で体力が落ちた際に発症してしまうことがあります。
診断は、検便によってAGYを検出することによって行います。
治療は体力維持のための栄養補給と抗真菌剤の投与です。
セキセイインコは、体重が25gを下回ると危ないと言われています。
毎日体重を測り、消化器症状が見られたら病院に連れて行ってあげてくださいね。