南が丘動物通信トップ
最近のブログ
最近のエントリー
- 2024年
- 2023年
- 2022年
- 2021年
- 2020年
- 2019年
- 2018年
- 2017年
- 2016年
- 2015年
- 2014年
- 2013年
- 2012年
- 2011年
- 2010年
- 2009年
- 2008年
消炎鎮痛剤の塗り薬、湿布薬にご用心
15年05月10日
米国で話題になっていたニュースですが日本でも今後起きる可能性が高いと思われますので是非とも目を通して頂き注意をしてください。
2軒の家庭で飼われていた複数の猫が相次いで不調になり、そのうち3匹が死亡した。不審に思った獣医師が死亡した猫を解剖したところ、死因は、筋肉痛や関節の痛みなどに使われる痛み止め(非ステロイド性消炎鎮痛剤=NSAID)「フルルビプロフェン」の塗り薬による中毒だった。
同じ成分を含む貼り薬は、日本でも市販、処方されています。またインドメタシンの塗布薬も同様に危険性を持っています。
猫はメントールなどが好きな子も多く、消炎鎮痛剤と一緒に含まれたメントールの臭いに誘われ、皮膚にぬった塗布薬をなめてしまう恐れがあります。
猫は犬以上に消炎鎮痛剤に対して弱く、当院でもボルタレンを10分の1与えたという猫ちゃんが緊急で運び込まれ胃が壊死し、穴が開いて開いているのを確認したことがあります。
くれぐれも鎮痛消炎剤の湿布薬、塗り薬にはご用心を。
S.S