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播種性血管内凝固症候群(DIC)
13年07月01日
播種性血管内凝固症候群(DIC)とは何らかの原因により全身の細血管内に血栓を生ずるものです。また、血小板や凝固因子の消費による出血傾向も示します。DICを起こすと治療中の疾患の状態が急に悪化したり、多臓器不全を起こし、最悪の場合死に至ることもあります。
DICを起こしやすい基礎疾患としては血管肉腫、リンパ腫、子宮蓄膿症、レプトスピラ感染症、フィラリア症、膵炎、免疫介在性疾患などが挙げられます。
診断方法は上記の基礎疾患が存在し、さらに血液検査により血小板の減少、FDPの増加、フィブリノーゲンの減少、PTの延長、APTTの延長、ATⅢの低下のうち4項目が当てはまることにより診断できます。
治療方法はまず基礎疾患の治療が第一で、その他に輸血やヘパリンの投与、蛋白分解酵素阻害剤の投与があります。