南が丘動物通信トップ

最近のブログ

カレンダー

2010年04月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

最近のエントリー

猫の特発性巨大結腸症

10年04月20日

猫の特発性巨大結腸症

猫の巨大結腸症は、便秘の原因の1つとして挙げられます。
なかでも特発性のものは、根本的な治療が難しく、
手術(結腸切除術)を除いては
投薬や介助による補助療法が主体となります。

便が結腸内に大量に貯留してしまうと、便から水分が吸収され、
より硬くなり排出がさらに困難になります。
この状況が長く続くと、用手による機械的な便の排出が難しくなり、
ご家庭のみでの管理が現実的に不可能になりかねません。
結果的に来院回数も増えてしまい、飼い主様及び動物の負担も非常に大きくなります。

初期であれば、投薬や介助(比較的簡単な)により
良好に管理できる可能性が十分にありますので、
食餌を食べているのに便が出ない
など、疑わしい状況があれば、なるべく早くご来院なさる事をお勧めします。