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猫の特発性巨大結腸症
10年04月20日
猫の特発性巨大結腸症
猫の巨大結腸症は、便秘の原因の1つとして挙げられます。
なかでも特発性のものは、根本的な治療が難しく、
手術(結腸切除術)を除いては
投薬や介助による補助療法が主体となります。
便が結腸内に大量に貯留してしまうと、便から水分が吸収され、
より硬くなり排出がさらに困難になります。
この状況が長く続くと、用手による機械的な便の排出が難しくなり、
ご家庭のみでの管理が現実的に不可能になりかねません。
結果的に来院回数も増えてしまい、飼い主様及び動物の負担も非常に大きくなります。
初期であれば、投薬や介助(比較的簡単な)により
良好に管理できる可能性が十分にありますので、
食餌を食べているのに便が出ない
など、疑わしい状況があれば、なるべく早くご来院なさる事をお勧めします。