南が丘動物通信トップ
最近のブログ
最近のエントリー
- 2024年
- 2023年
- 2022年
- 2021年
- 2020年
- 2019年
- 2018年
- 2017年
- 2016年
- 2015年
- 2014年
- 2013年
- 2012年
- 2011年
- 2010年
- 2009年
- 2008年
さむい冬の下痢
18年02月11日
病院に駆け込む患者さんの中でも下痢を主訴に来られる方は数多くいます。
この時期によく聞かれることは「人と同じように寒いと下痢しますか?」ということ。確かに寒かったら下痢は起こしそうですね。しかし、犬が寒さで下痢することは滅多になく、多くはウイルスやストレスによって下痢をします。他にも寒くて散歩になかなか行けなく消費カロリーが減少することも関係している可能性があります。
すぐ落ち着くであろうと思い、下痢を放っておくと脱水症状や栄養不良になってしまいます。また、慢性化している下痢に対しては出来るだけ早期の診断的なアプローチが必要です。小腸、大腸、膵臓や肝臓といった消化器疾患やそれら以外の臓器による疾患(糖尿病やアジソン病など)が隠れている可能性があります。
試験的治療(皮下点滴、駆虫薬、抗菌薬など)で症状が落ち着かないようであれば早期に追加検査(超音波検査、内視鏡など)を行いましょう。
H.F