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日本獣医麻酔外科学会 第1回近畿地区講習会
24年09月15日
2024年度日本獣医麻酔外科学会 第1回近畿地区講習会 (2024.9.15)
準備すれば怖くない!ハイリスク麻酔症例への挑戦~内分泌・循環器疾患編~
石塚友人先生(VES合同会社代表)
田中翔先生(大阪公立大学獣医臨床センター特任臨床講師)
2024年度第1回近畿地区講習会がI-siteなんばにて開催されました。講習会では初となるオンラインとのハイブリッド開催でした。
石塚先生は内分泌疾患の麻酔管理について講義していただきました。クッシング症候群ではやはり血栓塞栓症リスクが高く、普段から実感していることが確認されました。また糖尿病患者でも合併症がとても多く、血圧を維持することの重要性が分かりました。
田中先生は循環器疾患における麻酔管理について講義していただきました。動脈管開存症では出血リスクの高い症例においてニトロプルシドやニカルジピンを使用することで血圧を管理し、術中の出血管理をすることで手術が容易にすることができるのは目から鱗でした。
私、須藤も講習会の担当委員として諸々の業務を行うとともに、症例検討では「インスリノーマの犬における麻酔管理」を発表いたしました。石塚先生、田中先生にご意見いただき、また会場の先生方からも質問をいただき良い症例検討になりました。参加いただいた先生方、協賛企業様、地区委員の先生方のご協力のおかげで無事に講習会を終えることができました。これからも日本獣医麻酔外科学会・近畿地区委員としての仕事を頑張りたいと思います。
T.S.