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8月25日 葉月会 即実践!基礎から学べる臨床歯科シリーズ
カテゴリー:セミナー
20年08月25日
間違いやすいデンタルホームケア−歯を磨くだけじゃ不十分!飼い主に正しく指導しましょう!
講師 戸田 功 先生
とだ動物病院 院長
今回は、葉月会WEBセミナーの臨床歯科学シリーズ第3回目の講義でした。内容はお家での歯のケアについてでした。
歯周病は犬猫ともにみられる歯の病気です。犬では3歳以上で85%、7歳以上で100%歯周病が発症すると言われており、早いうちからデンタルケアをしておくことで歯を清潔に保ち、歯周病の発症や進行を緩和することができます。その為"デンタルホームケア"は、歯周病を予防する為に必要なことであり、現に多くの飼い主様が実施されていることと思います。しかし、いまだにデンタルホームケアについて誤った認識を持たれている方も多くいます。歯のケアはガーゼで拭くだけで十分なのか、無麻酔スケーリングは良いものなのか、デンタルグッズはどんなものを選択すべきなのか、歯ブラシはどんなものを選択すべきなのか、歯磨きの正しい方法をアドバイスできるかどうかなど、誤解しやすいデンタルケアについて具体的な例をあげて説明してくださいました。
特に若い頃からの歯磨きのトレーニングはぜひ実践していただきたいおうちでのケアですので、我々獣医師は正しいトレーニング方法やブラッシングの方法を、飼い主様に伝えることができるように正しい知識を持って説明する必要性があると感じました。さらにデンタルケアは歯磨きだけでなく、その子の口腔内や歯の状態に応じてガムやペースト、スプレーなどと組み合わせてセットで勧めることでより良いケアが可能になります。今後飼い主様へのアドバイスや歯周病の動物たちを治療していく上でぜひ参考にしたいと感じました.
R.I