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最近のエントリー

3月20日 志学会症例検討会

カテゴリー:セミナー

17年03月21日

志学会症例検討会に参加いたしました。

総合コメンテーター
奥田優教授(山口大学 臨床獣医学講座)
板本和仁准教授(山口大学 動物医療センター副センター長)

今年は15題の演題があり、活発な質疑応答のある有意義な検討会になりました。今まで診断法や治療法に悩んできた脾臓腫瘍や乳腺腫瘍に新しいアプローチをしている発表があり、考えさせられるものがありました。また見たことのないような症例の報告もあり、今後の鑑別診断に大変役立つものでした。

当病院からは「猫の甲状腺機能亢進症における上皮小体の位置と手術法」を発表させていただきました。
懇親会では各病院の先生と交流ができ、いい勉強になりました。
K.Y.

3月21日 葉月会国際セミナー

カテゴリー:セミナー

17年03月21日

動物病院 アメリカと日本はどう違う?

~獣医師と看護師の役割、待遇、安楽死の考え方 etc..~

Ms. KAty Waddell  テキサスA&M大学 米国獣医救急医療専門看護師

上田悠先生 カリフォルニア大学デービス校救急科 米国獣医救急集中治療科医療専門医

八木懸一郎看護師 カリフォルニアAdobe Animal Hospital 

 今回はいつもの講義スタイルのセミナーではなく、講師によるパネルディスカッションでした。内容はアメリカの獣医療についてで、特に日本との違いについてお話していただきました。

 アメリカでは日本よりも看護師の資格や制度がしっかり整っているようです。その資格ごとに業務内容が変わり、人の看護師に近い制度になっているようです。その代りその資格を得るためには相当の勉強と試験をパスする必要がありますが、やりがいとなって働ける上に給与面でも待遇が良くなるため、資格試験を目指す方も多いようです。

 獣医師は日本の獣医師と業務内容がそれほど変わりませんが、アメリカでは専門医と、ホームドクターという住み分けが日本よりもしっかりとあります。もちろん専門医への道は険しいものですが、やはり専門医の知識・技術は優れ、また待遇面では一般の獣医師よりは遥かに恵まれているため、日本からもアメリカの専門医を目指す獣医師も数多くいます。

 もちろんアメリカのほうが良いとか、日本がダメという話ではなく、両方を知ることで少しでも日本の獣医師・看護師の現状を知って、なにか改善点がないかと考えるきっかけになったセミナーでした。

T.S.