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2月17日第3回兵庫県開業獣医師会臨床研究会

カテゴリー:セミナー

13年02月20日

午前中は東京農工大学岩崎利郎教授の「免疫抑制剤が適用になる犬と猫の皮膚疾患」の講演でした。シクロスポリンを使用した皮膚病治療は非常に役に立ちました。午後からは会員による症例発表会でした。当院からは「犬の甲状腺癌両側摘出と上皮小体温存手術の検討」を発表いたしました。
発表の中で印象に残ったのは乳び胸の内視鏡による治療と老年性の角膜潰瘍に対する表層角膜移動術でした。また明日からの診療に役立てていきたいと思います。

2月18日葉月会セミナー

カテゴリー:セミナー

13年02月20日

葉月会セミナー
消化管疾患・口からお尻まで~口腔、咽頭、食道~
 東京大学動物医療センター・内科系診療科 消化器内科/画像診断科
                        特任助教 福島建次郎先生
 

今回は新たな新シリーズセミナーとして、消化管疾患を最初から学んでいくセミナーでした。まず、飼い主様からの稟告として[吐いています]とはよく聞くお話なのですが、その中で嘔吐と異なる症状、つまり嚥下困難や吐出があります。今回は飼い主様のお話の中でどのように見極めていくのかを学びました。次に吐出が疑われるときの身体検査ポイントやレントゲン写真、食道内視鏡など基礎から学ぶことができました。また次に食道の疾患でまれな疾患ではあるが見逃せない疾患や、嘔吐という主訴なのに実は鼻咽頭疾患であった症例など、考えさせられる症例を学びました。
消化器症状は日々の診察の中で本当によく遭遇する疾患です。今回学んだことを、日々の診察に活かしたいと思います。

2月19日志学会臨時国際セミナー

カテゴリー:セミナー

13年02月20日

志学会臨時国際セミナー
「ショックと頭部外傷の管理」
テキサスA&M大学獣医緊急医療学 准教授James Barr先生

今回は先日の葉月会と同じく志学会でもBarr先生の特別セミナーがありました。
志学会でのテーマはショックと頭部外傷の管理でした。
ショックとは、様々な原因によって、体の血液が、循環できない状態であり細胞の酸素交換が上手くできない状態です。結果的に低血圧の状態で緊急性があります。
今回ショックを起こす原因の分類とそれぞれの治療法をアメリカでの最新情報をまじえて学ぶことが出来ました
次に頭部外傷について学びました。頭部外傷は緊急疾患ですが、人と異なりMRIがなかなかすぐにとることが出来ません。また小動物における外傷性脳損傷の報告はほとんどされていません。
その中で緊急治療として必要なことを学びました。
日本と違うアメリカでの医療は、とても刺激的で勉強になりました。