南が丘動物通信

ノミによる健康被害 23年06月13日

気温が温かくなってくると虫たちの活動が活発になってきます。

その中でも特に犬,猫,人間への健康被害をもたらすノミは13℃以上になると活動を開始します。

ノミによる健康被害は以下のように挙げられます。

①吸血による貧血...特に子猫子犬で重篤化することがあります。

②ノミアレルギー性皮膚炎...ノミの唾液中のアレルゲン物質が掻痒感を与え、生活の質を下げます。

③様々な病気の媒介...猫ひっかき病の原因菌であるバルトネラやヘモプラズマ症、瓜実条虫症などを引き起こします。それぞれ食欲不振や嘔吐下痢などの症状が現れます。

そのノミのライフサイクル(生活環)は卵-幼虫-サナギ-成虫とありますが、卵から成虫まで最短2週間で完了することがあります。

また、その場に5匹のノミがいると仮定すると、95もの卵、幼虫、サナギがいると言われるほど高密度に生息しています。

ノミの予防には体表に着けるスポットタイプの薬剤がありますので、気軽にご相談いただけたらと思います。

H.F

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