動物が出てくるアニメや映画は数多くあると思いますが、特に有名なアニメ作品で言うと「トムとジェリー」をご存知の方は多いかと思います。体が大きく短気な猫のトムと、体は小さいが賢くトムを欺くネズミのジェリーのドタバタ劇を描いた作品です。
とても面白く、見たことない方は一度ご覧いただけたらと思いますが、この二人の名前がついた病名があるのをご存知でしょうか?
通称「トムとジェリー症候群」と言い、正式には「猫聴覚原生反射性発作」と呼ばれるものです。ネズミの発する超音波域の声が猫に発作を誘発させてしまうというものです。実際には声ではなく、それと同等の高音が原因で発作が出てしまうというものです。特に誘発された代表的な音としてはアルミニウムを丸める音や金属製のスプーンと陶器が当たる音が挙げられます。それらにより一時的に発作が出るので、対策としては条件となる音を出さない、続くようなら抗てんかん薬を飲むなどの方法があります。
好発品種が認められるため、遺伝性を強く考えられますが、明確な要因はわかっていません。
更なる研究が期待されます。
H.F