第2回 猫の腹部画像診断 猫の副腎・膵臓・消化管・リンパ節
戸島篤史先生
日本小動物医療センター画像診断科科長
今回は猫の超音波検査についての第2回目のセミナーでした。猫の超音波検査は意外と勉強する機会が多くなく、犬と異なる点も多いために大変ためになりました。
猫は腸の疾病が多く、特に異物による腸閉塞や消化管型リンパ腫はかなり画像診断が重要な検査になります。腸閉塞の中でもヒモ状異物は緊急性が高く、戸島先生もその重要性を強く説明されていたのが特に印象的でした。また猫の膵臓は描出にコツがあり、何を目安にすれば描出できるか、また異常所見を見極めるヒントなどを多くの画像と共に解説していただきました。超音波検査は毎日行う手技のため、非常に実践的なセミナーとなりました。
T.S.