南が丘動物通信

瞼の腫瘍 19年04月20日

ワンちゃんが高齢になってくると体に腫瘍が増えてくる。ということはよくあります。

その中でも眼瞼にできる腫瘍は一般的にはマイボーム腺腫や線維腫といったような良性のものがほとんどを占めています。

しかしながら腫瘍が大きくなって本人が気にして腫瘍傷つけて出血してしまったり、腫瘍が眼瞼の内側に浸潤している場合は瞬きするたびに腫瘍が角膜に炎症を起こしてしまう事により、本人が目を気にしてしまいその結果目が傷ついてしまう事もあります。

また、腫瘍というものはいいもの悪いものにかかわらず大きくなってくるものです。

もし眼瞼の1/3以上の大きさになってしまうと手術をした結果、眼の形が変わってしまったり、手術自体が複雑なものが必要になるため、本人の負担も大きくなってしまいます。そのため基本的には見つけたら早めの手術が推奨されます。

眼の内側にぽこっとできていることもありますのでたまにあっかんべーとめくってもらってできてないか確認してみてください。

S.A