石田卓夫先生による、「猫の血液学」についてのセミナーに参加してきました。
連続して講義を受けていく中で、だんだん血液についての知識が深まっていくのを感じています。
「貧血」とは、血液中のヘモグロビン(血色素)濃度、赤血球数、ヘマトクリット(血液中に占める赤血球の体積)が減少し、基準値未満になった状態として定義されますが、広義には酸素運搬が障害された状態であり、その症状は程度によって多岐にわたります。
日々の診療で出会うことの多い貧血ですが、その原因からさまざまに分類することができ、それぞれで治療の方法が異なります。
私たち獣医師に必要なことは、貧血の原因を見極め、正しい治療法を導くことです。
今回のセミナーを通して学んだことを活かして、日々の診療に取り組みたいと思います。S.K