猫の血液学
石田 卓夫先生
今回は前回に引き続き、猫の血液学についてのセミナーでした。特に今回は白血球系の評価についてのセミナーでした。いつもは白血球の総数とそれぞれの白血球の割合についてしか注目していませんでしたが、総数に割合をかけたそれぞれの白血球の実数を出すことで絶対的な評価ができることがわかりました。実数を出すことで炎症の有無だけでなく、炎症が慢性的なものなのか、急性に起きているものなのか評価ができます。さらに塗抹を評価し、好中球の形態を評価することで細菌感染の有無もわかり、抗生剤の使用のタイミングもわかるようになることがわかりました。
いつも行っている検査にこんなにも重要な情報が詰まっていることが再確認でき、その情報を有用に利用できるように頑張ります。
Y.N