Acquired Coagulopathy in the Emergency Room
Ronald H L Li 先生
UC DAVIS 救急専門医
救急疾患としての凝固不全への対処方法について、具体的な症例報告をベースにお話ししていただきました。
たとえば、犬猫でも近年よく用いられている第10因子直接阻害薬リバーロキサバンですが、犬猫の血栓症の患者で用いるの際使用方法を、一方で、ヒトでもよく用いられている同薬を誤飲した際の凝固障害の対処方法について講義していただきました。
救急患者において、特に凝固異常や出血性ショックなどの生命に関わるような状態の認識を率先して行うことの必要性を改めて認識しました。また、ヒトでよく用いられるようになった薬物については、犬猫はそのヒトの10倍20倍の容量で過剰摂取する可能性があることを意識する必要がありますね。
M.K.