猫の内分泌疾患2
石田 卓夫 先生
前回に続いて、猫の内分泌疾患についてのセミナーでした。特に、今回はあまり日常診療では見かけない症例についてのお話しがメインでした。
甲状腺機能低下症や副腎皮質機能亢進症は犬には多い疾患としてよく知られていますが、猫でも報告例はあるものの、あまり多く出会う疾患ではありません。たとえば、猫の副腎皮質機能亢進症は、糖尿病がコントロールできないことや皮膚が破れてしまう・・といった主訴から他のものを除外して発見されることが多いようです。
今回、お話しいただいた各種検査方法や臨床データ等をしっかり頭に入れて、あまり見かけない病気についても、しっかり鑑別し、見逃さないようにしていくことが重要ですね。
M.K