南が丘動物通信

1月27,28日 第18回日本獣医がん学会 18年01月27日

12728日 第18回日本獣医がん学会

 第18回日本獣医がん学会がホテルニューオータニ大阪で開催され参加してきました。今回は教育講演で座長もさせていただいたため少し緊張いたしました。

 メインシンポジウムは脾臓の血管肉腫についてでした。この腫瘍は脾臓に発生するとても悪性度の強い腫瘍なのですが特に症状を示さないために発見が遅れ、お腹の中で破裂してから初めて発見されることの多い厄介な腫瘍です。特に印象的だったのは周術期の麻酔管理で様々な最新の知見を基に講義していただきました。外科手術の後は抗癌剤治療を行いますがやはり従来から行われているドキソルビシンによる治療が現在では最も信頼のおける方法であると再認識いたしました。

T.S.