南が丘動物通信

8月25日~27日 JAHA国際セミナー 15年08月28日

臨床医こそ知っておくべき免疫介在性疾患

University of Bristol(UK) Dr. Michael J.Day

大阪で行われた上記セミナーに参加してきました。「免疫」というものは様々な病気の発生に関与しており、近年ヒトにおいても動物においても死亡原因の上位になる腫瘍の発生にも免疫が関与しています。今回は、免疫学の基礎から免疫介在性疾患の病態および治療、腫瘍免疫学、そして新しい免疫療法などについて講義していただきました。特に新しい免疫療法については、アレルゲンおよび自己抗原特異的免疫療法、組み換えサイトカイン療法、モノクローナル抗体療法、静脈内免疫グロブリン療法、寄生虫療法などを紹介していただきましたが、どの療法も理論的には非常に期待の持てるもので、今後のさらなる研究成果が待ち遠しく思えました。