小動物呼吸器病学(気管・気管支編2)
日本獣医生命科学大学 藤田道郎先生
今回は前回に引き続き藤田先生の呼吸器病のセミナーでした。気管支炎などに対する通常の治療に反応しない患者さんは確かにいます。その際は処方を変えて反応をみるのですが、それでも奏功しないこともあります。ヒトでも犬猫でも呼吸器系の診断はレントゲン画像が中心になるのですが、今回は気管支鏡を用いて気管の状況を確認するという貴重な動画を見せていただきました。レントゲンでは大したことなく見えていても、実際の気管支はとても狭くなっており、重症なのがよくわかりました。今後の診察に活かしていこうと思います。