この度大阪で開催された上記学会に参加してきました。
今回は獣医内視鏡外科手術技術認定制度の発足に伴い、講義は気腹針やトロッカーの設置方法などの基礎の内容から、人医療での内視鏡外科のスペシャリストである社会医療法人敬愛会中頭病院消火器一般外科部長の稲嶺 進先生の講義や獣医療で内視鏡外科を積極的にされている先生方の優れた手術手技などを動画で学ばせていただきました。
腹腔鏡手術は、創が小さいことに伴って術後疼痛が少なく、また拡大視効果でより繊細な手術が可能な事などが利点として挙げられますが、視野が狭く術野へのアクセスが制限されることや鉗子の動きに制限があることにより、出血に対する対処などが開腹手術に比べると困難であることが欠点として挙げられます。そのため、実施するには熟練が必須となりますので、この会を通して十分に学んでいきたいと思います。