上記の学会に参加しました。
午前中は東京大学獣医内科学研究室准教授大野耕一先生に「消化器疾患の超音波所見ケーススタディ」をテーマに講演して頂きました。嘔吐や下痢、食欲不振などの症状を呈する消化器疾患といっても、胃・腸管・肝臓・胆嚢・膵臓など病態は多岐にわたります。血液検査だけでは異常が認められない場合や病変の所在および程度を十分に把握できない場合もあり、消化器疾患の診断において腹部超音波検査は非常に重要となります。今回、実際の症例の検査画像を交えて、それぞれの疾患における特徴的な超音波検査所見について理解を深めることができました。
午後からは、大野先生と大阪府立大学生命環境科学研究科准教授秋吉秀保先生をオブザーバーに迎え、全22題の症例発表会が開催されました。当院からも「犬の扁平上皮乳頭腫において手術後ハトムギを使用した1例」、「椎間板ヘルニアを伴った犬の椎間板脊椎炎の1例」の2題を発表しました。
H.B