南が丘動物通信

猫の鼻孔狭窄症 13年10月31日


近年、猫のスコティシュ・フォールド、ペルシャ、エキゾチック・ショートヘアーなどの種類が人気を集めていますが、それにしたがって鼻孔狭窄症が増加しています。鼻の穴が狭く吸気障害がおこりひどいものでは呼吸困難、それにともなう胸郭の異常が起き、死に至るものまであります。
鼻翼切除術と言われるものが写真に示したもので向かって左側の鼻の孔が術前、右側が術後です。
炭酸ガスレーザーを使用して手術を行うため、術後出血もなく痛みも少ないと言われています。
比較的簡単な手術ですが術後大幅な改善が期待できます。
みなさんも飼われている猫の鼻の穴を覗いてみてください。
実は犬にもブルドッグ、パグ、フレンチブルドッグなどの短頭腫にもこの病気はよくあります。手術方法は異なりますが、呼吸が楽になり、心臓、肺、気管などに対する併発症を防ぐ意味でも重要です。
気になられたらお気軽にお問い合わせください。
S.S