南が丘動物通信

猫の血液型 12年01月17日

猫にも血液型はあります(犬もあります)。この血液型が必要な状態は、猫では輸血をしなければならない病気の時です。猫の血液型は、猫ABシステムのみ知られ、A型(A/A)、(A/B)、B型(B/B)型、AB型の3種類の対立遺伝子からなっています。常染色体のメンデルの法則に準じており、A型は、B型に対して、完全優性であります。またAB型は、第3の対立遺伝子として、遺伝するため、AB型同士の子のみAB型が誕生しますので、AB型はとても少ない血液型です。基本的にはA型の猫が大多数をしめ、(60~100%)、B型(0~40%)、AB型が、1%以下と言われております。もし輸血をするなら、この血液型の適合が必要で、AB型は、AB型の血が理想ですが、1%以下の確率であり、用意するのがとても困難ですので、その場合は、抗B抗体力価が低いA型血液を輸血することが推奨されます。