南が丘動物通信

1月25日・26日日本獣医再生医療学会/第15回年次大会 20年01月28日

ビジョンセンター横浜にて日本獣医再生医療学会が行われました。当院からは症例検討会に須藤獣医師が「活性化リンパ球療法を実施し長期生存が得られた組織球肉腫のフラットコーテッドレトリーバーの1例」を発表しました。25日は教育講座が行われ基礎的な部分も集中して26日は症例検討会、学術発表会、再生医療に関わる多くの講演など盛りだくさんで、愛知県がんセンター研究所の籠谷勇紀先生によるヒト医療におけるがん免疫療法の最新の知見とその将来遺伝子改変における持続的治療効果を有する抗腫瘍T細胞の開発はとても興味深く聞かせていただき、ヒト免疫療法の進んでいることに驚かされました。開業獣医師、アカデミアなどを問わず良い学会が持て、たくさんの方々にご参加いただけたことに理事の一人として感謝いたします。  S.S

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1月17日 志学会月例会 20年01月17日

志学会の1月の月例会に参加させていただきました。

講師は大阪府立大学の西田 英高先生です。

「歩行診断のコツ~MRIがなくてもここまでできる~」という演題のもと、歩様の変化から疾病を読み解く方法を教えていただきました。

歩行異常の大半は、神経疾患、整形外科疾患、腫瘍・炎症疾患のいずれかに当てはまります。

それぞれへのアプローチの仕方について、たくさんの症例動画をもとに丁寧に解説していただきました。

歩行異常を呈している犬を診る機会は非常に多いですが、神経学的検査やレントゲン検査など非侵襲的な検査で確定診断を得ることは困難な場合がほとんどです。

しかし、MRIに頼らずともある程度の精度でもって診断を下し、より早く適切な治療を施せるよう日々情報収集に努めたいと思います。

S.K