JAHA腫瘍学セミナー
血液関連腫瘍と最新の腫瘍免疫学
~化学療法に不可欠な知識を得る~
講師:Dr. Douglas Thamm(コロラド州立大学)
大阪で開催された上記のセミナーに参加してきました。私たち獣医師が臨床の現場でよく遭遇するリンパ腫などの造血系腫瘍を中心とした講義でした。基礎的な知識に加えて、分子生物学的な手法(フローサイトメトリー、PARR法、血清チミジンキナーゼなど)を用いた診断やそれに基づく予後判定など、これからの治療に必須となる知識について理解を深めることができました。現在の化学療法についてアップデートしながらも、化学療法に関連した代表的な副作用である好中球減少と嘔吐に対する治療・管理や、ご家族に対するインフォームドコンセントのポイントなど忘れてはならない内容もあり、非常に勉強になりました。
H.B.