南が丘動物通信

5月28日 葉月会腫瘍セミナー 11年05月28日

胃と腸管の外科
酪農学園大学
廉澤剛先生

 今回は胃から小腸の外科について講義していただきました。廉澤先生の講義は実際の手術写真が豊富で、言葉だけでは分かりにくい部分もビジュアル的に理解することができます。異物で特に怖いのは紐状異物ですが、腸が紐によって引き裂かれる様子など紐状異物の怖さを再確認できました。また腸管の吻合を行う際に気をつけるべきポイントを教えていただき、大変勉強になりました。

5月20日 志学会セミナー 猫の感染症 11年05月21日

マルピーライフテック 

今回は猫の感染症、特に猫コロナウイルス感染症に焦点を当てて講義していただきました。猫腸コロナウイルス(FECV)は子猫に軽い腸炎を起こす病原体ですが、猫伝染性腹膜炎ウイルス(FIPV)に変異すると致死的な腹膜炎を起こします。このコロナウイルスと、非常に多くの猫で感染がみられる猫白血病ウイルス(FeLV)と猫免疫不全ウイルス(FIV)との関連について学ぶことができました。

5月19日 葉月会組織細胞学セミナー 11年05月19日

細胞診各論~リンパ節の腫大~
    
アイデックスラボラトリーズ  平田 雅彦先生

今回はリンパ節の腫大を認める症例の細胞診について講義していただきました。
リンパ節炎、反応性過形成、リンパ腫、悪性腫瘍の転移などそれぞれの特徴、組織生検の必要性などについて詳しく説明していただきました。特にリンパ腫の診断については、分類方法、グレード分け、細胞診でわかることと、組織検査が必要かどうかなど細かく教えていただきました。
今後の診察、診断の精度の向上につなげたいと思います。

5月10日 iVEAT腹部超音波実習 11年05月11日

iVEAT 宮林 孝仁先生

今回は、肝臓及び脾臓のより細かい描出方法や、その描出された画像についての解釈方法について指導して頂きました。これら二つの臓器は、腫瘍を始め様々な疾患が起こりやすい臓器であるため、エコー検査による診断が非常に重要となりますが、今回のセミナーで診断の精度を向上させることができました。