・一次診療で犬のリンパ腫にどう向き合うか
なにわ動物病院 為近 俊幸先生
・難治性の悪性腫瘍にサリドマイドを用いた治療症例について
長居動物病院 東條 雅先生
・フラットコーテッド・レトリーバーの組織球肉腫の1例
南が丘動物病院 菅野 信二先生
・葉月会における腫瘍外科症例
こころよしざき動物病院 芳崎 新先生
上記の演題を基にディスカッションを行いました。普段あまり目にしない症例や、薬の治療効果についての貴重な情報を知るとともに、各先生方の意見を聞くことができました。
今回の様に日々の症例に対して、他の動物病院と情報を交換し合い、検討し、理解を深めることは、よりよい獣医療を実践するうえで重要であると感じました。
細胞診 ~標本の作製~
アイデックスラボラトリー 平田 雅彦 先生
今回は、組織細胞学的検査のひとつである細胞診の総論として細胞標本の作製について講義していただきました。日常の診察において、血液、体腔貯留液(胸水、腹水)、あるいは腫瘍などの検査に細胞診を用いる場面は多く、また検査対象に適した標本の作製方法、染色の種類を理解することが診断の精度向上につながります。今回の講義内容を日々の診察に反映させ、腫瘍の早期発見・診断などに役立てたいと思います。
今回は、これまで教えて頂いた断面を総復習し、正確に断面を描出できているかを萩尾先生にマンツーマンでご指導して頂きました。無事に萩尾先生からお墨付きを頂き、さらに心エコーによる診断に自信がもてるようになりました。