臨床皮膚病学マニュアルセミナー
東京農工大学 農学部 獣医内科学教室 教授
岩崎 利郎 先生
今回は外耳炎をいかに管理すべきかについて、生理学的なメカニズムから、詳細にご解説頂きました。
普段からよく目にする病気ですが、細かい所まではまだまだ知らない事も多く、非常に興味深い内容でした。
診察頻度の多い病気だからこそ、ルーチンにせず注意深く観察する事が必要であると感じました。
腹部レントゲン読影の基礎
iVEAT 宮林孝仁 先生
今回のセミナーでは腹部レントゲン読影について講義していただきました。日々の診療において、腹部レントゲンを撮影する機会は多く、基本的な読影方法について多く教えていただき大変勉強になりました。日々の診療に活用してきたいと思います。
なぜ今、腎臓学なのか?
エンジェル動物病院 宮本 賢治 先生
人と同様に犬や猫の伴侶動物においても高齢化が進んできています。高齢化が進むことにより増えてくる疾患としては心疾患や腫瘍性疾患などがあり、腎疾患もまたその一つです。
今回は腎疾患に関して、より正確に腎機能を評価する検査法や、日常使用することの多い薬剤が腎臓に及ぼす影響について講義していただきました。
アンギオテンシン変換酵素阻害薬や非ステロイド系抗炎症薬は日常診療で使用する機会が多く、非常に有用な薬剤ですが、そのどちらも腎臓に対して悪影響を及ぼす可能性があり腎疾患を持つ動物や高齢犬においては慎重に使用すべきです。これらの薬剤が腎臓に及ぼす影響について詳しく解説していただきました。
消化器病学、循環器病学、整形外科学、神経病学、腫瘍学の各部門を得意とする先生方による講演が行われました。基礎的な内容から最新の知見に至るまでの非常に幅広い講演内容で、大変勉強になりました。