南が丘動物通信

震えに対する診断 22年10月13日

日々の診察において「飼い犬(猫)がなぜか震えている」ということをよく耳にします。もちろん人間でも震えることはあります。寒さに対する震え、怖いといった感情からの震えなど、様々あります。犬猫の場合は人間と違って言葉で表現できないため、どこか痛いのか?いま寒いのか?など汲み取ることは困難です。

その際に大事になってくるのが飼い主とのコミュニケーションで得られる情報・的確な問診です。飼い犬()に代わって教えてもらうには飼い主が如何に観察しているかということと、その様子を我々獣医師がどこまで引き出せるかということが大切になってきます。

以下に幾つかの問診例を挙げます。

・震えは突然起こるのか、持続的なのか

・いつ、どのようなタイミングで震えるのか

・どんな風に震えるのか

・体調に問題は無いか

・既往歴の有無

震えは脳の異常・内分泌や筋肉の問題など様々あります

病気なのかそうでは無いのかの見極めが大事になってきます。犬.jpg

H.F