高齢化に伴い、猫の排便量についての質問が増えたように思えます。
個体により様々であり、毎日排便する猫もいれば1日おきに排便する猫もいます。
一般的には便が停滞し、規則的な排便が難しい状態を便秘と呼んでいる。
それが長く続き、巨大になった糞塊を自力で出せなくなってしまうことを便閉塞、のちに巨大結腸症へと移行していきます。
原因は骨盤の骨格などの構造的な問題や行動学的な問題を挙げられることがあるが、最も多く遭遇する原因は便の水分不足です。
内分泌疾患のうち、甲状腺機能亢進症や腎不全などの多尿から脱水を引き起こし、結腸での水分吸収が増えることにより便が硬くなってしまうことがあります。緩下剤を使うことで症状の緩和に繋がりますが、便秘が続くようであれば血液検査等が推奨されます。
H.F