1月26日 葉月会主催で戸田先生による歯科学オンラインセミナーがありました。
今回は「不正咬合」についてです。
歯の噛み合わせはとても重要です。人においてはもちろん見栄えもありますが、犬・猫においては見栄えよりも実用性が重視されるため、噛み合わせが悪い場合は矯正が必要となります。
発育成長期の約6カ月齢で乳歯と永久歯の交換が行われ始めます。
その際に、乳歯を放っておくと永久歯が予期せぬ方向に伸びてしまい、その結果、不正咬合となります。
歯並びが悪い状態が続くと歯周病のリスクが上昇。さらには歯周病は全身疾患への悪影響が及ぶ可能性もあります。
歯科検診が重要であり、まだ乳歯が残存しているようであれば早めの抜歯が推奨されます。
定期的に口腔内をチェックすることで、残存乳歯だけでなく齲歯(虫歯)などの疾患を早期発見できる可能性があります。
小さな頃から口腔内を触って嫌がらないようにしておくことも大切ですね。
H.F