今日はブルドッグの帝王切開がありました。発情時にProgesteroneを計測させていただき排卵日を特定し交配していただきました。今日は排卵後ちょうど63日目にあたります。ちょうど体温の下降がピークをむかえ、予定通り帝王切開を行いました。麻酔は仔犬にできるだけ移行しないような麻酔薬と筋弛緩薬を使用し、無事11頭取り上げることができました。排卵日を知っておくことは一番成績がよい交配日を知ることができるだけでなく、安定した頭数を得ることができ、仔犬の育ちもよく、出産日を予測したり安全に帝王切開が行うことが可能です。 交配から○○日目なので帝王切開をしたら育っていなくて仔犬が亡くなってしまったなんてことは起きません。卵子の生存期間は5日まで、精子の生存期間は11日までで理論上では生まれる時期は2週間までの間で誤差が出てくる可能性があります。交配なんて見た感じの雰囲気や雄の反応の仕方で分かるとか、膣スメア検査で交配日をきめるなんて思ってられる方も、ぜひProgesteroneの検査意義をご理解いただけますとうれしく思います。ブルドッグのご家族にご協力いただきブログに記事と写真を載せる了承をいただきました。ありがとうございました。11匹もいると育てるのが大変ですが、頑張ってくださいね。仔犬は皆かわいいものですが、ブルドッグの仔犬はとっても可愛かったです!! S.S