子うさぎが自力で固形の餌を食べられるようになるには少なくとも2~3週齢と言われている。
それ以前に何らかの理由で母うさぎから栄養を得ることができなくなった場合、「代理親」が必要になる。1羽のメスが授乳適応数は8~10羽の子うさぎと言われている。
しかし、一般にはこの代理母の方法は生後数日以内の子うさぎでなければ成功しにくい。
「代理親」がいない場合には以下のような代用乳を用いることができる。
・ホモ牛乳25ml
・コンデンスミルク(乳脂肪18%)75ml
・親水性スキムミルク6g
これらにビタミン添加剤も加えると良い。ミルクを与える際、子うさぎには10mlの人工乳を1日1回~2回だけ与える。ちなみに自然界では子うさぎは1日1回しか授乳されない。また、人工栄養で飼育された子うさぎ達は腸内細菌叢が適正に発達せずに、後に腸性毒血症により死亡してしまう可能性がある。また、人口哺乳により誤嚥性肺炎のリスクも必然的に上がる。生後3週齢までは哺乳を行い、2週齢以降には少しずつ干し草やペレットを与えていくのが良い。
H.F