午前中は日本生命科学大学の循環器科の竹村直行教授による「犬の僧帽弁閉鎖不全症 診断・管理の基本と実際」の講演でした。いつもながら講演はすばらしく楽しく聞かせていただきました。基礎的なお話が多かったのですがあらためて確認した項目も多くありました。咳に関しての評価も再認識しました。飼い主の方にも注意していただくと役に立つこと:心臓性肺水腫の犬の安静時呼吸数は>40回/分感度特異度ともに100%、適切にコントロールされている心不全の犬の自宅での安静時呼吸数は睡眠中・安静時<30回/分です参考にしてください。午後からは症例発表で当院から「経皮的腎カテーテル設置と血液透析後にSUBシステム手術を実施した尿管閉塞の猫の1例」を須藤獣医師が発表いたしました。またポスターセッションでは」「下垂体性巨大線種を伴うPDHにカルゴベリン治療を行った犬の3例」を麩山獣医師が発表し賞をいただきました。また来年に向けてよい症例発表ができるよう心掛けていきたいと思います。