1月25日 RECOVER CPR Training & Certification実習
ダニエル・フレッチャー先生
北摂ベッツセンター
ファームプレス社主催の、RECOVER実習に参加してきました。RECOVERとは、Reassessment Campaign on Veterinary Resuscitationの略で、獣医救命救急医療学会と米国獣医救命救急医療専門学会共同で全世界の100名以上の専門獣医師により作られた救急救命ガイドラインのことです。最新のエビデンスに基づく統一したCPRガイドラインにより、心肺停止に至った犬や猫の救命率を改善させ、これを世界各国に広めることを目的としています。米国以外では初めて日本で開催されました。
この実習に参加するためには全部で6回のウェブセミナーを受講して基本的な知識を勉強し、それを実践する形でプログラムが組まれていました。普段からCPRは行いますが、今回の参加によってしっかりと体系立てて実施することができるようになりました。実習はモデル犬(ロボット)を使用し、症例のプロフィールを知ったのちにバイタルサインを取ったり実際に気管挿管や投薬などを行います。もし適切な処置がなされれば患者(ロボット)はちゃんと蘇生します。かなり実践的な内容で、ちゃんと声に出して言うことで周囲と情報や治療内容を共有したりすることの重要さも再認識いたしました。
これからの診察に活かしていこうと思います。
T.S.