南が丘動物通信

10月11日Webセミナー 17年10月11日

ナトリウム異常に対する輸液治療

上田悠先生(米国認定獣医師・米国認定獣医救急集中治療医・カリフォルニアデービス校)

ナトリウムはミネラル成分の1つであり、様々なホルモンによって維持されています。その急激な変化は脳へダメージを与え、通常の入院時において輸液を考えるにあたっても重要な要素の1つといえます。

今回は低ナトリウム血漿時・および高ナトリウム血漿時の輸液管理の仕方について、慢性か急性か、あついは軽度か重度かというような様々なパターンに対しての輸液管理方法をその原因がなんであるかとうことも考えつつ、どのように輸液を行っていくべきなのかについて症例を用いて教えていただきました。普段か輸液時には他のミネラル成分同様にナトリウムに関して気を配ってはいますが、さらに今はどんな状態だからこうなっているのかについて再考し、理解を十二分にしたうえでの治療に努めたいと思います。

S.A