トリコモナスが寄生することにより発症します。最初はそ嚢に寄生し、その後周辺の器官を次々と侵し、様々な症状を引き起こします。
鳥の種類により症状は多少異なり、フィンチ類ではそ嚢炎、結膜炎、喉の腫脹、嚥下困難が見られ、インコ類ではそ嚢炎、副鼻腔炎、顔面浮腫、独特の口臭が見られます。また、オカメインコ、大型インコ、オウムの場合では感染が起こっても、感染鳥の体力が低下しているときのみに発病します。
診断方法は糞便検査、そ嚢内液検査による原虫の検出です。
治療方法はメトロニダゾールまたはチニダゾールの投与、食欲不振がある場合は強制給餌を行う必要もあります。
d.t