ミニチュアダックスフントにみられる大腸粘膜に限局した単発または多発性ポリープで、近年ミニチュアダックスフントの大腸性下痢の原因として多くみられています。発生機序に関しては未だ不明な点も多いが、免疫異常が原因で起こる疾患と考えられています。
主な症状としては、下痢、血便、粘液便、しぶりなどの大腸炎症状を示し、元気消失や食欲不振などの全身症状がみられることは少ないとされています。
検査方法は直腸検査、レントゲン検査、内視鏡などがあげられます。
治療は内科的療法としてステロイドと免疫抑制剤の投与、外科的療法として直腸粘膜プルスルー術があります。外科的療法での予後は比較的良好であり、QOLの大幅な改善があるとされています。
D.T