南が丘動物通信

6月15日、16日 第98回日本獣医循環器学会、第86回獣医麻酔外科学会 合同大会 13年06月17日

大宮で開催された上記学会に参加してきました。今大会の循環器学会での教育講演の演題は、僧房弁閉鎖不全症の病態、病期診断、治療についてと、心不全治療薬の臨床薬理についてでした。僧房弁閉鎖不全症は犬の循環器疾患において最も発生の多い疾患で、小型の高齢犬で多くみられます。今回の学会では、この僧房弁閉鎖不全症の発生形態からISACHCを用いた患者の病期分類およびその病期における心臓薬の使用法など、最も多い循環器疾患のひとつであるために非常に内容の濃い学会でした。今後の診療に役立てていきたいと思います。