テキサスA&M大学獣医緊急医療学 准教授James Barr先生
Dr. Barrによる葉月会セミナー2日目のテーマは輸液療法と透析療法についてでした。
前半の輸液療法のお話では、まず患畜の状態を正確に把握することが重要であるということを学びました。そして、状態を把握したうえでどの程度の輸液量をどのくらいの速度で投与したらよいか、さらに治療に用いる輸液剤の種類とそれぞれの特徴、適用法を詳しく教えてくださいました。
また、透析については血液透析と腹膜透析のメカニズムや合併症を学びました。特に血液透析は当病院でも行っている治療法なので興味をもって聞くことができました。
輸液療法、透析療法ともに非常に危険な状態の動物を救い得る治療であるため、今回ご講義いただいたことをしっかり身に着けて治療に臨みたいと思います。