南が丘動物通信

犬の精子の凍結 13年01月12日

犬でも、最近人工授精が積極的に行われるようになってきました。人工授精のメリットは、受胎率の向上や、希少な品種、健康で優秀な雄の遺伝子の世界中での移動です。人工授精に用いられる精子は、その場で採取する方法や、冷蔵で運ばれる方法、凍結で運ばれる方法があります。
凍結する場合は、まず精子を雄から採取します。その後精子の活性を損なわないような、精子のエネルギー源が入っている溶液に混ぜて冷蔵し、精子の凍結が出来る施設に届けます。
施設に届いた精子は、その数や異常な精子の割合を確認し、凍結保存が可能か調べます。問題ない精子は、その精子の活性を損なわないように慎重に管理しながら、解凍した時にその活性が極端に落ちないように溶液を混ぜながら徐々に冷やしていきます。いよいよ液体窒素で冷やす直前に精子は、ビーズサイズの塊か、ストローに入れられて、一気に凍結されます。その後、その精子は、凍結されたまま管理されます。
凍結精子の作製、保管は「World Dogs Asia」でおこなっております。
ご興味がございましたらhttp://worlddogsasia.com/aboutus.htmまで、お問い合わせください。