南が丘動物通信

1月20日 志学会免疫学セミナー 12年01月20日

臨床現場におけるインターフェロンの応用
共立製薬営業技術部学術科 保志昌子先生

インターフェロンはT細胞やNK細胞などの免疫担当細胞を活性化し、抗腫瘍作用を示すことが近年報告されています。本セミナーではインターフェロンによる抗腫瘍効果のメカニズムや、実際にインターフェロンが有効であった症例を紹介していただきました。特に、犬の肥満細胞腫、悪性黒色腫、上皮向性リンパ腫で効果が認められたようです。インターフェロンの抗癌作用はまだまだ未知の部分があり、新しいがん治療の一つになるのではないかと期待されます。