南が丘動物通信

鍼治療 12年01月10日

鍼とは、動物の体の特定部位(穴位)に鍼を刺入し、皮膚や筋肉を刺激する治療法です。
伝統医学において治療とは、穴位を刺激することにより邪気を払い、気血の滞りを取り、経路(※穴位は道のようにつながっており、この道は経路と呼ばれる。気や血は経路に沿って全身を巡るっている。)を疎通させ、陰陽を調節して症状を緩和する行為を言います。現代医学の研究でも穴位を刺針すると特殊な生理的現象が起こることが証明されています。
当院ではこの鍼と電気刺激療法を組み合わせてリハビリテーションを行っています。電気刺激療法は理学療法の中でも一般的に用いられており、筋肉の再訓練、筋萎縮の予防、関節の動きの改善、鎮痛などの効果を期待して行われる方法です。鍼を刺入し、さらに低周波の電気を流すことにより、より効果的に穴位を刺激することができます。
鍼治療の適応としては椎間板疾患や関節炎、変形性脊椎症などがあり、これらの病気における痛みや筋肉の委縮を軽減してあげられます。もし興味がおありでしたら気軽にお問い合わせください。
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