犬の骨肉腫の特徴
酪農学園大学 廉澤 剛先生
骨肉腫は、大型犬の四肢に発生が多く、患肢に非常に強い疼痛を起こし、また発生後高い確率で肺転移を起こします。診断は、X線検査によって病変部の骨の様子を詳細に把握し、さらに病変部の病理組織学検査により確定診断します。今回のセミナーでは、骨肉腫における画像診断学的特徴、および骨折や骨髄炎、代謝性骨疾患などとの鑑別点などを中心に多くのX線写真を交えて講義していただきました。このセミナーで学んだことを活かして腫瘍の早期発見、早期診断に役立てたいと思います。