うさぎの臼歯不正咬合は比較的よく認められる疾患です。
この病気は、外見からは判りにくく、病院に連れてきて頂いた時点ですでに、
食欲不振に陥っている場合がほとんどです。
品種や性別によっても、なりやすさに違いはあるものの、やはり最も大きく影響しているのは食餌の内容であると考えられています。
ラビットフードや穀類・種子類を多く摂食しているウサギは危険性が高く、乾燥を主食とする事が推奨されます。また、ラビットフードはハードタイプのものより、柔らかく、粒が小さい方がよりよいとされています。
ウサギは非常に保守的な動物ですので、すでに食餌を変更、あるいは改善するのが難しいケースもあるかもしれません。
食欲不振から起こる2次的・3次的な病気を防ぐ為にも、ウサギの食欲には常に最深の注意を払う必要があります。