JBVPレクチャーシリーズ
絆を中心に置いた動物医療の為に:スクリーニング検査
JBVP代表 石田 卓夫先生
第2回目となる今回は、血液のスクリーニング検査についての講義でした。なんとなく元気がない、食欲がない、などそれだけではどこが悪いのかわからない主訴というのはしばしばあります。あるいは元気だけど健康診断で血液検査をしてみる、というのも多いと思います。そんなときどこが悪いのか見当をつけるために行うのがスクリーニングの目的であり、どういう異常があるのかを調べるためのものではありませんが、次にどんな検査をすればよいかがわかるので、病気を特定する第1歩の検査です。
実際、当院でも健康診断のスクリーニング検査で肝臓病や腎臓病、ホルモン疾患などがしばしば発見されています。より動物を元気に長生きさせるためのひとつの方法だと思いますので、何かの機会にされてみてはいかがでしょうか?